味噌汁に血圧を下げる効果あり!?塩分は気にしなくていいの?

「塩分」といえば「血圧を上げるもの」。

ですから高血圧気味の人は、色々な食事の味付けを薄くする努力をして、塩分を控え目にしなくてはなりません。

お味噌汁も例外ではありませんでした。

…でももしかしたら、今後はお味噌汁は薄味にしなくても良くなるかもしれません…!

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味噌に血圧を下げる効果あり?

2017年7月、国立がん研究センターが発表したところによると、「味噌には血圧を下げる効果がある」ということが最新の研究でわかりました。

でも、お味噌汁って塩分が濃い料理の代表って感じですよね。

実際にお味噌汁の塩分を気にして、できるだけ薄味になるよう工夫している人は多いはず。

日本一の長寿県・長野県では、塩分Gメンなる影の組織が暗躍し、抜き打ちで家庭を訪問しては味噌汁のガサ入れを敢行し、味噌汁の塩分濃度が高すぎれば、味噌汁の塩分を薄くするための指導をしているそうです。

長野県の塩分Gメンをはじめとする、これまでの努力は一体何だったのでしょうか…?


実は、長野県は長寿日本一だけでなく、味噌の消費量も日本一。

味噌汁の味を薄味にするキャンペーンの傍らで、日本一味噌料理を食べていたのです。

それならやはり、薄味に気を付けた方が良いかもしれませんね。

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国立がん研究センターの調査結果

味噌汁が血圧を下げる根拠となる、国立がん研究センターの調査結果は以下の通りです。

納豆・みそなどの大豆発酵食品をよく食べる人とあまり食べなかった人について、5年後に追跡調査したところ、大豆発酵食品をよく食べている人はそうでない人に比べて、高血圧の発症リスクが20%も低かった、とのことです。

「イソフラボン」と「発酵食品」

なぜ大豆発酵食品を食べると、高血圧症の発症が抑えられるのでしょうか。

ポイント1・大豆イソフラボン

みそや納豆をはじめとする大豆・大豆加工食品には、大豆イソフラボンがたっぷり含まれています。

この大豆イソフラボンには、血管の動脈硬化を防ぎ、血圧を下げる作用があると考えられています。

ポイント2・発酵食品であること

大豆イソフラボンが要因であるならば、豆腐や煮豆でも高血圧を抑える効果があるのでは?と思いますよね。

でも、そこにはもう一つのキーポイントである『発酵食品であること』が関わってくるのです。

豆腐や発酵前の大豆のままだと、大豆に含まれるイソフラボンは血管から吸収されにくいのですが、納豆やみそなどの発酵食品になると、イソフラボンが分解されているため、体内に吸収されやすくなるのです。

味噌はがん予防にも効果あり!?

味噌には、みそ特有の茶色い色素成分の元となるメラノイジンが含まれています。

このメラノイジンには、細胞のがん化を抑制する働きがあるのです。


お味噌汁を毎日平均3杯飲む人と、全く飲まない人とを比べてみたところ、飲む人は飲まない人に比べ、細胞のがん化が40%も抑えられていた、という研究結果が報告されています。


味噌に高血圧を抑える効果があるなら、どんどん味噌汁や味噌料理を食べたら良いのではないかと思ってしまいそうですが、やはり味噌は塩分の濃い調味料であることには変わりありません。

広島大学の渡邊敦光名誉教授によると、味噌の摂取量は、1日45gくらいが適量なのだそうです。

味噌汁1杯分の味噌が約15gなので、3杯分の味噌汁、1食1杯x3食の味噌汁が適量、ということになりますね。


毎日3食とも和食…となると、ちょっと難しいような気もしますが、魚の塩焼きをみそ焼きにしたり、キュウリの酢漬けをもろきゅうに変えるなど、塩やしょう油を使うかわりに味噌を使ってみるのも良いかもしれません。

そういえば、しょう油も大豆発酵食品でしたね。

しょう油はさすがに塩分が濃すぎるため、大豆発酵食品とはいえ使い過ぎれば高血圧の元になるので注意してください。

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