致死率30%!殺人マダニが媒介して起こるSFTSとは

ここ数年、ダニにかまれて死亡するというニュースが世間を騒がせるようになりました。

SFTSウイルスを保有するマダニは、全体の5~15%程度と言われていますが、生息地やマダニの種類によって保有率は異なります。

ウイルスを持つマダニにかまれたからと言って必ず感染するとは限りませんが、感染してSFTSを発症すると、発熱や神経症状を伴い、致死率は20~30%とも言われています…!

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SFTSウイルスを持つマダニにかまれることで感染する病気で、正式名称を重症熱性血小板減少症候群(じゅうしょうねつせいけっしょうばんげんしょうしょうこうぐん、略称SFTS)と言います。

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マダニは、住宅地の公園や草むら、植込みなど、いたるところに生息しています。

家庭の寝具や衣類につく目に見えないダニと違って、マダニは大きく、目で確認することができます。

フタトゲチマダニは約3~4ミリですが、人や動物の血を吸ってふくらむと約1センチくらいに肥大します。

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SFTSの症状と特徴

ウイルスを持ったマダニにかまれて発病するSFTSの症状は、下記のようなものがあります。

● 発熱
● 頭痛
● 筋肉痛
● 神経症状
● 消化器症状

マダニにかまれても、ほとんどの場合すぐには気づくことができません。

かまれた直後は痛みやかゆみを感じにくく、たとえSFTSに感染しても、潜伏期間は6日から2週間もあるため、原因がわかりにくく、風邪などと間違われやすいという特徴もあります。

単なる風邪だと思っていたら、悪化すると最悪の場合死に至ることもあります。

致死例は、累計患者数151人中41人(約30%)にものぼります。

致死率30%というのは、マダニにかまれた人全体の致死率ではなく、ウイルスを持つマダニにかまれた場合の致死率です。

SFTSの感染者は、温暖な気候の西日本・南日本に集中しています。

マダニは野生動物の血を吸って生息しているため、野生動物が多い地域にはマダニも多く生息するということになります。

ペットの散歩中にペットがマダニにかまれ、そのまま家に連れ帰ってしまうこともあるので、ペットのマダニ対策も大切になりますね。

※ペットがマダニにかまれてSFTSに感染したという事例は今までのところありませんが、ペットについたマダニを手でじかに潰して駆除していた飼い主がSFTSに感染し、失明したというケースが報告されています。

ペットにお洋服を着せるのは飼い主の自己満足…とも言っていられないようですね。

動物にかまれてSFTSに感染・死亡することも…!

2017年7月には、SFTSに感染したノラ猫にかまれた女性の死亡例も報告されています。

直接マダニにかまれたのではなく、SFTSに感染した動物を媒体とした二次感染による死亡例が確認されたのは、世界でも初めてのことでした。

NHK NEWS WEB より

ダニが媒介するウイルスによる感染症が相次ぐ中、去年、50代の女性がウイルスに感染していた疑いのある野良猫に手をかまれ、その後、死亡していたことがわかりました。国内で動物から人に感染したと見られる事例は初めてで、厚生労働省が注意を呼びかけています。

マダニが媒介するウイルスによる感染症、SFTS=「重症熱性血小板減少症候群」は4年前に国内で初めて確認され、これまでに西日本を中心に266人が発症し、このうち57人が死亡しています。

SFTSは、一般的に人がマダニにかまれることで発症しますが、厚生労働省によりますと、去年の夏、西日本の50代の女性が、弱った野良猫を動物病院に連れて行った際に手をかまれ、およそ10日後にSFTSを発症して死亡したということです。

野良猫は、症状などからマダニが媒介するウイルスに感染していた可能性が高く、動物から人に感染したと見られる事例は国内で初めてだということです。

また、先月以降(6月)、ペットとして飼われている猫や犬がSFTSを発症した事例が確認され、厚生労働省は猫や犬を飼う人や獣医師などに注意を呼びかけています。

厚生労働省は「ごくまれではあるが、猫や犬から人に感染する可能性があり、ペットを飼っている人はダニの駆除剤を活用したり、弱っていたら動物病院を受診するなどの対策を取ってほしい」としています。

マダニの生態

マダニは、日本国内だけで約40種類以上存在すると言われています。

初夏から秋にかけて活動的になりますが、冬なら安心というわけではなく、一年を通して用心しておく必要があります。

SFTSの治療法

残念ながら、SFTSを確実に治せる有効な治療法や特効薬、ワクチンなどはまだありません。

発症したら、安静にし、自らの免疫力・自然治癒力を信じてじっとしているしかありません。

実際に発病し、死に至ってしまった患者さんの多くは、50代以上で免疫力が低下し始めた世代に集中していますので、普段から免疫力を上げる生活を心がけましょう。

マダニにかまれたらどうすればいいの?

マダニは、人や動物の皮膚をかむとき、接着剤のような物質を皮膚の内側に流し込んで取れないように喰いつき、約一週間もの間皮膚にくっついたまま、血を吸い続けます。

皮膚に貼りついたマダニを見つけたからといって、自分で除去するのはNGです!

マダニの口には、ギザギザのかえしのようなものがついてるので、キレイに取るのは難しく、頭部だけ皮膚に残ってしまう可能性があります。

さらに、無理につぶそうとすることで、マダニの体内の血液が逆流し、ウイルスが入ってきてしまうことにもなりかねません。

マダニが皮膚にはりついているのを見つけたら、できるだけつぶさないようにしながら、早急に皮膚科で診てもらいましょう

マダニにかまれないための対処方法

皮膚の露出を少なくする

山登りなど、自然を楽しむレジャーに出かける時は、できるだけ長そで・長ズボンを着用しましょう。

特に真夏は半袖・半ズボンの身軽な服装で出かけたいところですが、危険から身を守るためには、肌の露出をできるだけ少なくすることが大切です。

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ズボンのすそも靴下に入れ、えりもとはスカーフを巻くなどして、できるだけマダニが入り込むスキマを作らないようにしましょう。

白など、明るい色の服を着ていれば、万が一ダニが服にくっついてしまっても見つけやすいので、ダークカラーより明るい色の服がおすすめです。

虫除けスプレーでガード

虫よけスプレーには、蚊だけでなく、虫が嫌うニオイがつけられているので、マダニも近づきにくくなります。

ピクニックに行くときの虫除けは、蚊のためだけではないと考え、しっかり皮膚をガードしましょう。

汗をかいたり時間がたったりすると効果が落ちてしまうので、こまめにつけ直すことが大切です。

着ていた上着を玄関の外で脱ぎ、はたく

皮膚がかまれていなくても、服にマダニをくっつけて帰ってきてしまうこともあります。

帰宅したら玄関で着ていた上着を脱ぎ、よくはたいてから家に入りましょう。

野外で活動した日は、入浴中にボディチェックを

ピクニックなどに出かけた日の夜は、入浴中にマダニにかまれてないかよくチェックしましょう。

マダニは、皮膚の柔らかいところを好んでかむ傾向にあるので、わきの下、おしり、内ももなど、見えづらいところを重点的にチェックしてみてください。

ペットの皮膚がマダニにかまれているのに気づいたら、獣医さんに連れて行って取ってもらいます。

感染予防には、自分で駆除しようとしないこと・皮膚科や獣医など専門医に診てもらうことが大切ですので、覚えておいてくださいね。

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