ゾクゾクする寒気と共に高熱が出て腰痛まで…一体何の病気?

ゾクゾクするほどの寒気がしたと思ったら、38度を超える高熱…。

しかも腰痛がひどく吐き気もしてだるい…。

それはもしかしたら「急性腎盂腎炎」かもしれません。

若い女性に多いと言われる膀胱炎を悪化させると発症することがある腎盂腎炎とは…?

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急性腎盂腎炎ってどんな病気?

腎盂(じんう)とは、腎臓と尿管の接続部で、ろうと状に広がっている部分を言います。腎臓からの尿が集まる所で、腎盤(じんばん)とも呼ばれています。

急性腎盂腎炎(きゅうせいじんうじんえん)とは、この腎盂に細菌が侵入して炎症を起こした状態を言います。

ゾクゾクとした寒気やふるえのような症状に続いて、38度を超える高熱を発し、強い腰痛わき腹の痛みを伴うのが特徴です。

その他、全身がだるく、頻尿になったり残尿感を感じる、排尿時の痛み・背中の痛みなどの症状があります。

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特徴的な熱の出方

熱の出方には、独特の特徴があります。

夕方から夜にかけて熱が上がり、朝には下がってくるため、治ったかと思うとまた夕方になって急に熱があがる…というサイクルを繰り返す特徴的な発熱のしかたがあれば、腎盂腎炎を疑います。

慢性腎盂腎炎は軽めの症状が続く

慢性腎盂腎炎は、急性腎盂腎炎が完治せず長引かせてしまった時に起こるもの。

急性腎盂腎炎と比べて症状は軽めですが、風邪と似たような症状のため、放置されてしまうことも多い病気です。

放置して悪化すると、血圧の上昇強いめまい頭痛などを引き起こしたり、腎臓の働きが低下する、尿毒症になる、細菌が血液に侵入して重い感染症を引き起こす…などの諸症状に進行してしまうこともあります。

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急性腎盂腎炎の原因は?

逆行性感染

大腸菌などの腸内細菌が尿道から膀胱へ侵入し、まず膀胱炎を起こします。

膀胱炎を起こした細菌が尿管を逆行して腎臓に達し、腎盂に感染して起こるのが腎盂腎炎。

原因の80%は、大腸菌による逆行性感染であると言われています。

血行性感染・リンパ性感染

細菌が何らかのかたちで血液中にはいり、血液ににのって腎盂にたどりつくケースを血行性感染、リンパ管に入って感染する場合をリンパ性感染と言います。

かかりやすい人は…

腎盂腎炎には、膀胱炎などにかかりやすい若い女性に多くみられる病気で、発病率は男性の約2倍ともいわれています。

過労や風邪などで免疫力が下がっている時にかかりやすくなります。

もともと膀胱尿管逆流症や尿路結石、前立せん肥大、尿道狭窄など、尿の流れに支障があったりすると、発症しやすくなります。

治療方法

多くの場合、1週間程度の入院を要します。

注射や点滴による抗生物質の治療が基本となります。

その他、水分を多くとったり、点滴によって体内の水分を増やすことで、尿の量を増やす処置や、尿路結石を除去する処置などによる治療が行われます。

適切な治療を受ければ、2、3週間~2、3か月で完治します。

慢性化すると治りにくい病気と言われているので、症状に心あたりがあれば、すぐに内科や泌尿器科を受診しましょう。

腎盂腎炎を予防するために

腎盂腎炎の引き金となる膀胱炎を予防するには、トイレを我慢しないことが大切です。

排尿にはばい菌を洗い流す作用があるので、日中は水分をこまめにとり、尿意を感じたら我慢せず、すぐトイレに行くようにしましょう。

用をたした後ふく時も、後ろから前に引くふき方ではなく、前から後ろに向かってふくようにしましょう。

免疫力を低下させないよう、バランスのとれた食事と適度な運動で筋力キープを心がけましょう。

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