大酒飲みも、酒が弱いけど毎日飲む人も危ない?アルコール性肝障害

「アルコール性肝障害は大酒飲みがかかる病気」というイメージがあるかもしれません。

でも、「お酒は強くないけど好きだから毎日飲む習慣のある人」も、実は危ないと言われています。

昔は弱かったけど今は強いし、飲む量も程々にしているから大丈夫って?

そういう人が一番危ないかもしれませんよ~~!?

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お酒を飲むと肝臓に負担がかかるのはなぜ?

飲酒によって肝臓に起こる様々な障害や病気を総称して、アルコール性肝障害と言います。

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アルコールが体内に入ると、肝臓で水と二酸化炭素(炭酸ガス)に分解されますが、この分解の過程でアセトアルデヒドという物質が生成されます。

このアセトアルデヒドには肝臓に対して有害な毒性があり、分解能力を超えてアルコールを摂取し続けると、体内に蓄積して、短期的には二日酔いなどの不調を、長期的には肝細胞に障害を起こしてしまうのです。

飲酒によって起こるアルコール性肝障害

飲酒によって引き起こされるアルコール性肝障害には、下記のようなものがあります。

□ 脂肪肝
□ アルコール性肝線維症
□ アルコール性肝炎
□ 肝細胞の壊死
□ 急性腎不全
□ 肺炎
□ 肝硬変
□ 肝細胞がん(肝臓がん・肝がん)

…など。

肝臓が弱れば、間接的には免疫力も下がってしまいます

肝細胞がんなど、中には命に関わる危険な病気もありますが、脂肪肝などの比較的軽い症状が出た時点からしっかりと対処していけば、決して遅すぎることはありません。

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顔がすぐ赤くなる人は、お酒が強くても要注意!

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「昔はちょっと飲んでもすぐ酔って気持ち悪くなってしまったけど、今は慣れて強くなっているから大丈夫」
と思っていませんか?

実はそんな人も、大酒のみの人と同じくらい危ないのです。

お酒を飲むと生成されるアセトアルデヒドは、体にとっては毒ですから、早く分解して無毒にしてしまう必要があります。

ところが、日本人を含むアジア人の約半分の人々は、アセトアルデヒドを分解するのが苦手な遺伝子を持っています。

お酒は長年飲み続けていると体が慣れて、「お酒に強くなった」のと勘違いしてしまうことがありますが、元々の体質は変わっていません。

そんな「本当はお酒が弱い」タイプの人は、お酒を飲むことでかかる肝臓への負担がそうでない人と比べて大きく、自分では「適量」と思っている量であっても、毎日飲み続けていれば、大酒飲みの人と同じように肝臓を壊してしまう可能性が高いのです。

適量の基準は?

「適量」は体質や体格など、人によって違ってくるのですが、一つの目安として、エタノール(アルコール)を毎日80g以上飲んでいる人を、常習飲酒家と言います。

日本酒に換算して3合、ビールでは大瓶3本、ウイスキーではダブルで3倍以上の量に当たります。

これが成人男性の目安。

女性はこれの3分の2量が目安です。

この基準値を超える量を飲んでいる人はもちろん、「昔は弱かった」という自覚がある人も、厚生労働省が示す週2日の休肝日を設けるか、それが無理ならお酒の全体量を見直しましょう

禁酒・減酒で肝障害は予防・改善できる!

アルコールによる肝障害は、脂肪肝や肝硬変だけでなく、肝臓がん(肝細胞がん・肝がん)のような深刻な病気を併発することもあります。

日本の肝がんの約80%は肝硬変を合併していると言われることからも、肝硬変と肝がんには密接な関係にあることがわかりますね。

お酒がおいしいと思えるのも健康な体があってこそ

本来楽しくおいしいはずのお酒で体を壊してしまっては、元も子もありません。

アルコール性肝障害予防対策

健康診断などの定期検診はしっかりと受け、少しでも不安な結果が出た場合は、アルコール性肝障害予防の対策を取りましょう。

□ 週2回の休肝日を設ける
□ 飲酒の全体量を減らす
□ 栄養バランスのとれた食事を心がける
□ おつまみも食べる(お酒だけ飲まない)
□ ウコンなど肝臓を守るサプリを飲む


ウイルス性肝炎による肝硬変などと違って、アルコール性肝障害は、断酒することで肝機能の異常が急速に改善していきます。

肝硬変であっても、アルコールが原因の場合は完全に禁酒することで症状を改善させることができるのです。

最近では本当においしいノンアルコール飲料もたくさん出ていて、禁酒をしたい人の助けになっていますので、健康なうちにお酒を減らし、元気な肝臓を取り戻しましょう。

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