慢性化しやすいC型肝炎の感染経路は?唾液や母子感染もある?

肝炎の中でも、慢性肝炎に移行する確率が高いと言われるC型肝炎。

C型肝炎の感染経路は、どのようなものがあるのでしょうか。

唾液感染や母子感染の可能性もあるのでしょうか…?

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慢性化しやすい”C型肝炎”とは

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C型肝炎とは、肝臓の病気の中では最も患者数が多い、C型肝炎ウイルスを介して起こる肝炎です。

患者数は約200万人とも言われています。

典型的な症状は急性肝炎の症状と同様ですが、A型肝炎B型肝炎と比べると、比較的症状が軽い傾向にあります。

C型肝炎の特徴は、他のウイルス性の肝炎と比べて格段に慢性化しやすいという点です。

大人になってから感染した場合のB型肝炎や、A型肝炎が慢性化することはまれであるのに対し、C型肝炎は、70%もの確率で慢性化してしまうのです(30%は自然治癒していきます)。

慢性化すると、慢性肝炎から肝硬変、さらには肝がんへと発展していってしまいます。

C型肝炎から肝硬変に発展するまでは、20年~30年、さらに肝がんを併発するまでには30~50年の年月をかけてゆっくりと病気が進行していくため、体調の変化に気づきにくく、早期発見が難しい病気でもあります。

肝がんの原因の約65~80%はC型肝炎が原因のものであるとも言われています。

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C型肝炎は血液感染が主要感染経路

C型肝炎ウイルスは基本的に、血液を介して感染します。

空気感染や経口感染の心配はありません。

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過去には、輸血による輸血後肝炎、注射針の使いまわしのような医療事故による感染が多くありました。

1989年にC型肝炎ウイルスが発見され、輸血用血液のウイルスチェック、医療針の使い捨てが徹底されるようになってからは、医療事故による感染は極めてまれなケースとなってきています。

出血を伴う民間療法やピアス・タトゥーに注意

医療関係の予防策が徹底している現在、C型肝炎の感染源として問題になるのは、下記のようなケースです。

□ ピアス
□ タトゥー(刺青・入れ墨)
□ 不衛生な環境での鍼治療
□ 出血を伴う民間療法
□ (ごくまれに)性的行為・性交渉
□ カミソリなどの共用
□ 母子感染(C型肝炎に感染している母親の5~10%)
□ 覚せい剤・麻薬の注射

※母子感染によるC型肝炎の感染においては、約3割が3歳頃までに自然治癒していきます。治癒しない場合は、医師の指導のもと、経過観察が必要です。


感染者数の多さから、第二の国民病とも言われるC型肝炎ですが、現在では医療の進歩により、完治できる病気となってきています。

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そのためには早期発見がカギとなりますので、定期健診などの検査を怠らないことが早期治療の第一歩となります。

その他にも体に違和感を感じるようなことがあれば、適切な医療機関を受診しましょう。

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