ピロリ菌がいない方が危険?胸やけ・胃が重いのは逆流性食道炎かも

食後に胸やけがする・胃が重い・すぐ満腹になってしまう…。

それらの症状はもしかしたら、逆流性食道炎かもしれません。

世界的に増加傾向にあるという逆流性食道炎は、ピロリ菌で弱ってない元気な胃粘膜の方がかかりやすいとも言われているそうです…!

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逆流性食道炎の症状

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逆流性食道炎の症状としては、下記のようなものがあります。

□ 胸やけ(特に食後)
□ おなかがはる
□ のどにヒリヒリするなどの違和感がある
□ げっぷがよく出る
□ 貧血になりやすい
□ 以前と比べて少ない量でお腹がいっぱいになってしまう
□ 食後に胃がもたれる、重い
□ 食後に気分が悪くなる
□ 苦いもの(胃酸)が上がってくる感覚がある
□ ものを飲み込むとき、つかえる感じがある
□ 特に前かがみになった時、胸の不快感が強くなる
□ 吐血を繰り返す

上記の中で思い当たる症状があれば、早めに内科を受診しましょう。

逆流性食道炎の症状があるにもかかわらず、内視鏡では逆流性食道炎が見つからないこともあります。

そのような状態を非びらん性逆流症と言います。

逆流性食道炎と同様の治療で改善します。

ピロリ菌で委縮した胃粘膜からは出ない、強い胃酸が原因

食べたものや飲んだものが胃から食道に逆流することは、日常生活において誰でも起こりうることですが、それがたび重なり、頻繁に起こるようになってくると、食道粘膜の炎症などにつながります。

胸やけなどの自覚症状または下部食道粘膜の酸消化性の炎症があるものを、胃・食道逆流症(GERD)と呼びます。

※GRED=gastroesophageal reflux disease

ピロリ菌に感染したまま放置していると、年齢と共に胃粘膜が委縮していき、胃酸が出にくくなっていきます。

胃酸の逆流も、加齢とともに起こりやすくなっていきますが、ピロリ菌に感染している胃からは強い胃酸が出にくいため、逆流性食道炎にはかからない、というわけです。

ピロリ菌感染者が減少の一途をたどる一方で、逆流性食道炎患者が世界的に増加傾向にあるのはそのためなのですね。

※高齢化も、患者増加の一因と考えられています。

逆流性食道炎にかかりにくくなるとは言え、ピロリ菌はその他のさまざまな障害を引き起こす原因でもあります。

胃がんなど、逆流性食道炎よりはるかに恐ろしい病気を引き起こす危険性もありますので、ピロリ菌の検査と除菌は、できるだけ早期のうちに済ませておきましょう。

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逆流性食道炎にかかりやすい人

逆流性食道炎にかかりやすいに人は、下記のような特徴があります。

□ 脂っこいものをよく食べる
□ 食べすぎる傾向にある
□ 肉類が好きでよく食べる
□ ストレスを溜め込んでいる
□ 40~60歳代の男性で肥満ぎみの人
□ 60歳代以上の女性で亀背の人※
□ 食道裂孔ヘルニアがある※
□ ピロリ菌感染歴がない
□ カルシウム拮抗薬を飲んでいる※

※亀背(きはい)=腰が曲がり、背中が丸くなった状態のこと
※食道裂孔(しょくどうれっこう)ヘルニア=(胃と食道の継ぎ目である「噴門」が、横隔膜貫通部よりむね側に上昇している状態)
※カルシウム拮抗薬(きっこうやく)=狭心症や高血圧の治療薬

逆流性食道炎を予防するために

逆流性食道炎を予防するためには、生活習慣や食習慣を改善することが大切です。

□ 食べすぎない
□ 高脂肪食を控える
□ 肉類を減らし、野菜類を増やす
□ 食後2時間は横にならない
□ 食後に前かがみになるような姿勢を避ける
□ 食事は就寝の2時間前までに済ませる
□ タバコを控える
□ 炭酸飲料を避ける
□ 運動習慣をつける

以上です。

ちょっとした心がけで改善できることが多いですね。

さらに、タバコや就寝前の食事を控えるのは体全体の健康にも良い影響を与えますので、健康長寿を目指して頑張りましょう!

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