鳥を飼っている人に発症しやすい肺炎|鳥飼病・オウム病とは

インコやオウム、ハト、ジュウシマツなどの鳥を飼っている方で、咳や原因不明のじんましん・かゆみなどの症状がずっと続いている方は要注意。

鳥飼病(とりがいびょう)もしくはオウム病にかかっているかもしれません…!

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アレルギー症状が強く出る鳥飼病

鳥飼病(または愛鳥家病-bird fancier lung)は、セキセイインコ、ジュウシマツ、ハトなどの排せつ物や羽毛などが抗原となって発症する過敏性肺炎の一種です。

自宅に鳥を飼っていて、鳥の世話をすることが多い人、鳥と接することが多い環境の人に起こります。

意外な抗原としては、羽毛布団や、家庭菜園などで使用する鶏ふん肥料羽根はたきなどが原因で発症することもあります。

 
鳥飼病の症状は、たんが長期的に止まらなかったり、じんましんかゆみ倦怠感などのようなものがあります。

鳥や羽毛などと接する環境を変え、遠ざけることで改善していきます。

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死に至ることもあるオウム病

オウム病も鳥類が元で引き起こされる肺炎ですが、この肺炎は、セキセイインコ、オウム、ハトなどに寄生して分裂・増殖するクラミジア・シッタシーと呼ばれる病原体によるクラミジア肺炎です。

クラミジア・シッタシーに感染・発病した鳥の排せつ物などから、空気中に飛散した病原体を吸い込むことによって感染します。

病気を持つ鳥と接触してから1~2週間後に症状があらわれます。

 
糖物が病気になり、その病気がヒトにうつる病気の総称を人獣共通感染症と言いますが、オウム病はその代表的な病気のひとつです。

オウム病の症状

咳を伴うタイプの風邪と似た症状がみられます。

咳は激しく、呼吸困難に陥ることもあります。

さらに重症化すると、心筋炎、心内膜炎・心外膜炎、髄膜炎などを引き起こす危険もあります。

命に関わることもある

2016年~2017年にかけて、オウム病が原因で2人の妊婦さんが死亡しています。

高齢者の死亡例はそれまでにもありましたが、妊婦さんの死亡が確認されたのは国内初のことでした。

人から人にうつる種類もある

鳥と接触してから数日後に風と似た症状があらわれ、咳がなかなか止まらないなどの症状が見られたら、呼吸器内科・内科を受診しましょう。

以前は、鳥から人への感染はあっても、人から人への感染はないとされていたオウム病ですが、近年では人から人に感染する亜種が出てきています。

家族の中の誰かがオウム病に感染したら、家族全員が病院を受診されることをおすすめします。


 
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