プール熱(咽頭結膜熱)とは、どんな病気?症状は?予防法は?

夏なのに突然の発熱、しかものどが痛くて目が赤い…。

7,8月のプールの季節に、このような症状が出たら、それはプール熱かもしれません。

プール熱とは、どんな病気で、どんな症があるのでしょうか。

予防法や発病後の経過などについてもまとめました。

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プール熱とは

プール熱とは、発熱を伴う喉の咽頭炎や目の結膜炎などを引き起こす感染症で、咽頭結膜熱(いんとうけつまくねつ-pharyngoconjunctival fever)とも呼ばれています。

アデノウイルス3型による感染がほとんどですが、4型・7型によるケースも多少みられるようです。

ウイルスに汚染されたプールで感染が広がることが多かったため、プール熱と呼ばれるようになりました。

アデノウイルスによる感染症なので、夏以外の季節でも感染することがありますが、主に6月頃から増加し始め、7、8月に流行のピークを迎え、10月頃まで流行が続くこともあります。

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プール熱の症状

プール熱のおもな症状は、結膜炎・咽頭炎・発熱です。

感染後、およそ5~7日間の潜伏期間を経て、39度以上の高熱が4~5日続き、のどの痛みや結膜炎の症状が伴います。

保育園・幼稚園に通う幼児や、小中学生の間で拡がりやすい病気です。

咽頭炎は、のどが少し腫れる程度のものから、扁桃が腫れてくるものまで、症状に幅がみられます。

結膜炎は、白目の部分とまぶたの裏側が真っ赤になり(充血)、涙や目ヤニが出て、目の痛み・異物感・かゆみなどの症状があらわれます。

片目だけに症状が出ることもあれば、両目ともに出ることもあります。

 
アデノウイルスに直接効く薬はなく、治療は発熱や炎症を抑えるための対症療法となります。

内科・小児科を受診するのが基本ですが、目の症状がひどい場合には眼科を受診したほうが良い場合もあります。

発熱・炎症などの症状は7日程度でおさまり、基本的には予後(病後の経緯)が良い病気ですが、全身がけだるく感じたり(倦怠感)、頭痛などの症状がしばらく残ることもあるようです。

まれに肺炎などの重い病気につながってしまうこともあるため、病中病後の経過には注意が必要です。

プール熱の予防方法

プール熱は伝染力が強い病気です。

まず、プール熱を発症したことがわかったら、絶対にプールに入らないことが感染予防につながります。

発病後は、のどから約2週間程度、便から数週間ウイルスが排出されるため、感染したらマスクを着用しましょう。

感染した人の下着やおむつをさわったあとは、手をしっかり洗いましょう。

 
アデノウイルスの消毒には、消毒用エタノール、亜鉛素酸ナトリウムが有効です。

 
感染予防のためには、プールで泳いだ後は必ず手を石鹸やハンドソープで洗い、シャワーで体を洗い流し、うがいをすることが大切です。

また、プールで目をこすったりすると、目に見えない小さな擦過傷(すり傷)ができ、そこからウイルスが侵入しやすくなってしまうため、プールに入っている時は目をこすらないようにしましょう。

 
感染すると、発病する前から伝染力を持ちます。

発病していない人同士であっても、タオルなどの共有は避けた方が良いでしょう。

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