貧血の原因と貧血から起こる深刻な病気、貧血を改善する食べ物

日本人の中でも、特に女性に多いと言われる貧血。

身近すぎて、あまり深刻に考えない人も多いようですが、貧血状態が長く続くと、様々な不調に見舞われ、時には命にかかわる病気を招いてしまう恐れもあるため、注意が必要です。

貧血の原因や貧血から引き起こされる病気、貧血改善効果が期待できる食材など、貧血についてまとめました。

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女性は月経や子宮筋腫のため、男性より貧血になりやすい

貧血の多くは、血液が体内から失われることで起こります。

女性には月経があり、個人によって頻度の差はあるものの、おおむね1か月に1回は血液が大量に体外に排出してしまうため、男性より貧血になる割合が高い傾向にあります。

さらに子宮筋腫があると、経血の量が増えたり、月経の時以外にも出血してしまうこともあるため、子宮新種があると診断されている方はより注意が必要です。

貧血は男性にも意外と多い

このように、「貧血は女性がなるもの」というイメージがあります。

実際、日本では50歳未満の女性の22.3%が貧血をかかえていると言われています。
(出典:久住英二医師らによる調査結果:2006年)

しかしながら、男性の貧血も決して少なくありません。

成人男性の10人に一人は貧血に陥っている、という調査結果も報告されているほど、男女ともにかかりうる健康障害なのです。

男性の貧血は深刻な病気が隠れていることが多い!?

貧血は、「気づかないうちに血が流れ出ている」というケースがく、深刻な病気を伴うこともあるため、注意が必要です。

胃がん大腸がんにかかっていると、便に血液が混じって出て行ってしまい、貧血状態になってしまうのです。

「便に血が混じる」と聞くと、便が真っ赤に染まっているような光景を想像しますが、実は便に血液が混ざっていても、ある程度までは目で見てわかる状態にはならず、自覚しにくいのが現状です。

貧血の症状が原因で病院を受診し、検査を受けてみたら胃や腸に悪性の腫瘍が見つかった…というケースは少なくありません。

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貧血だと口内炎になりやすい

貧血になると、粘膜の細胞を作る機能が十分に働かなくなります。

口の中が常に湿潤に保たれているのは、粘膜でおおわれているからです。

この粘膜が正常に作られなくなると、口の中の皮膚を守るものがなくなり、雑菌が入りやすくなって口内炎ができてしまうのです。

「口内炎ができやすい」という人は、貧血についても診断を受けておくのがおすすめです。

血液がつくられるメカニズムと鉄欠乏性貧血

貧血の中でも一番多いのが、鉄欠乏性貧血です。

血液がつくられるメカニズムと、鉄欠乏性貧血になるメカニズムについて知っておきましょう。

血液がつくられ、酸素が運ばれる

血液に含まれる赤血球は、鉄分を取り込んでヘモグロビンを生成します。

そのヘモグロビンが酸素と結びつきます。

酸素と結びついた赤血球が、血管を流れながら酸素を体中に送り届けます。

 
ところが、鉄分が不足すると、酸素が正常に体内に届かなくなってしまいます。

貧血の症状が進むと酸素不足になるわけですから、体は酸素をたくさん送り出そうとします。

その結果、心臓が酷使され、負担がかかるようになります。

これを放っておくと、心不全などの深刻な病気の原因となってしまうこともあるため、単なる鉄欠乏性貧血だからとあなどってはいけません。

隠れ貧血に注意

血液検査などでは数値に出にくい「隠れ貧血」というものがあります。

健康診断などでは発見されにくいため、非常に厄介なのですが、深刻化すると記憶障害などの症状を招くこともあるため、注意が必要です。

もの忘れの原因は認知症でなく貧血!?

隠れ貧血のメカニズム

食事などから体内に取り入れられた鉄分は、肝臓の中の「フェリチン」という場所に貯蔵されています。

血液中のヘモグロビンを作る際は、このフェリチンから必要な量の鉄分が送り出され、血液を作り出しています。

このフェリチンに貯蔵されている鉄分の量が不足しても、血液検査の数値としては表れず、貧血とは診断されません。

 
健康診断では引っかからないのに、鉄分の貯蓄が明らかに減少してしまっている状態が、隠れ貧血なのです。

立ちくらみは貧血とは違う?

急に立ち上がった時などに、クラっときてしまうことがありますね。

「立ちくらみ」と呼ばれていますが、立ちくらみがあると「貧血では?」と疑ってしまいます…。

でもご安心ください。

立ちくらみは、立ち上がるなどの急な動作によって、一時的に脳に血液が行かなくなっている状況であり、「脳貧血」に区分され、一般的な貧血とは区別して考えられています。

一時的にクラクラしても、時間がたてば治ります。

貧血のセルフチェック

貧血になると、様々な症状や変化が体に現れます。

以下の症状や異変がないか、自分でチェックしてみましょう。

◆爪が反り返っている
◆疲れやすい
◆毎日の睡眠時間は十分なのに疲れが取れない
◆動悸がある
◆階段や坂道などですぐ息切れする
◆顔色が悪い
◆足がむくみやすい
◆氷などの固いものや、土や土壁など、普段食べないものを食べたがる

これらの症状に心当たりのある方は、できるだけ早急に貧血対策をとるようにしましょう。

血液を失うタイプの貧血なら、造血作用のある食事やサプリを!

単純に血液が失われて起こる貧血であれば、造血効果の高い食材を日々の食事に取り入れ、鉄分や葉酸など、血液生成につながるサプリメントを摂取することで改善をはかることができます。

鉄分を多く含む食材と言えば、ほうれん草を思い浮かべる人も多いでしょう。

確かにほうれん草には鉄分が多く含まれていますが、体内で鉄分の吸収を妨げるシュウ酸
という物質も多く含まれているため、貧血が深刻な人にはあまりお勧めできません。

吸収率の点では、ほうれん草より小松菜がおすすめです。

その他にも、レバーカツオヒジキなどにも鉄分が多く含まれているので、これらの食材を積極的に食べるのがおすすめ。

さらに、意外な食材としては、アサリがおすすめです。

アサリには、鉄分だけでなく、造血作用のあるビタミンB12、体内で鉄分が利用されるのを助ける銅が豊富に含まれ、しかも植物に含まれる鉄分より吸収率が高いのです。

 
ただし、毎日これらの食材を食べていれば貧血が改善する、というわけでもありません。

厚生労働省による1日の鉄分接種推奨量(男性 7.5㎎・女性 6.5㎎)を満たすためには、小松菜であれば、なんと9把も食べなくてはならないのです…!

食材でできるのは、貧血予防程度と考えた方が良いでしょう。

すでに貧血の症状があり、早急に改善する必要がある方は、造血作用のある栄養素がバランスよく配合されたサプリメントなどを摂るようにし、積極的に鉄分などの栄養摂取を心がけましょう。

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貧血にNGな食材

一方で、鉄分の吸収を様食べる食材もあります。

コーヒー、ワイン、緑茶などのお茶に含まれているタンニンは、鉄と結びつきやすく、体への鉄分の吸収を阻害します。

貧血を改善したい人、貧血の疑いがある人は、これらの飲み物は極力控えるようにしましょう。

どうしてもコーヒーやお茶などが飲み物が飲みたいときは、10時のティータイムや3時のおやつの時にだけ飲むようにして、食事と一緒に飲むのは避けてください。


 

たかが貧血、とあなどるなかれ。

胃がんや大腸がんなどの重大な病気が隠れていたり、物忘れがひどくなって生活に影響してしまうこともあるので、バランスの取れた食事を心がけ、気になることがあれば早急に専門医を受診するようにしましょう。


 
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