幼児期の子供がかかりやすい溶連菌感染症って、どんな症状?

溶連菌(ようれんきん)と省略して呼ばれることの多い溶連菌感染症は、5歳頃をピークに、3歳以上の幼児や小学生くらいの子供がかかりやすい感染症です。

※赤ちゃんや中学生、35歳以上の大人でも感染することがあります。

溶連菌にかかると、どんな症状が出るのでしょうか?

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健康な時でも、のどに住んでいる溶連菌

溶連菌(正式名称:A群β-溶血性連鎖球菌)そのものは、どこにでもいるごく一般的な菌で、健康な時でも、3歳から15歳の子供の5~21%ののどから溶連菌が検出されます。

そんな一般的な溶連菌が感染症を引き起こす理由についてはよくわかっていませんが、疲労などで免疫力が低下している時などに感染しやすいと考えられます。

感染経路

人から人へ感染する病気で、咳やくしゃみなどの飛沫感染でうつります。

潜伏期間

潜伏期間は2日から5日程度です。

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溶連菌の症状-のどの痛みを伴う発熱は溶連菌?

溶連菌感染症にかかりやすい季節は冬(12月から3月頃)です。

夏はかかりにくいと言われていますが、感染の心配が全くないということではありません。

症状が風邪とかぶる部分もあり、初期のうちは見落としやすいこともありますが、溶連菌感染症特有の症状を覚えておき、少しでも違和感を感じたら医療機関を受診しましょう。

溶連菌感染症の症状

● 38度以上の発熱
● 強いのどの痛み
● せき
● 鼻水
● 吐き気・おう吐
● 目の充血
● 地図状舌・いちご舌
● 赤い発疹
● 手足の皮膚がむける(熱が下がって1週間後くらい)

画像:舌が白っぽくなり、まだらになる地図状舌
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引用元:https://www.yamauchi-iin.com/2010/hayari1029.htm

画像:舌に赤いブツブツができるいちご舌
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引用元:https://homepage2.nifty.com/sioiri/yourenkin.html

昔は、溶連菌感染症が重症化すると発疹と高熱を伴い、致死率も高かったことから、入院・隔離を余儀なくされる猩紅熱(しょうこうねつ)と呼ばれていました。

現在では、抗生物質の処方によって治療開始後1~2日で症状が改善し、のどの痛みも1週間ほどでおさまります。

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抗生物質は飲みきることが鉄則!

病院で処方されるお薬の中には、症状が収まれば自己判断で服用を中止しても良いお薬と、たとえ症状が収まっても処方された分だけ必ず飲みきらなくてはならないお薬があります。

痛みどめや咳止め・鼻水のお薬など、症状を軽減するための対症療法のお薬は、症状が亡くなれば中止しても良いです(医師に確認してください)。

これに対し、抗生物質と呼ばれるお薬は、必ず最後まで飲みきる必要があります。

症状が収まったように見えても体内に菌が潜伏している可能性があり、良くなったからと途中で服用をやめると菌が耐性を持ってしまい、より強い症状が出てしまうことがあります。

このような再発の予防や、合併症などを防ぐためにも、抗生物質を自己判断で飲み残すことは避けてください。

合併症に注意

溶連菌感染症は、合併症を伴うことがあります。

溶連菌感染症の合併症には、急性腎炎アレルギー性紫班病リウマチ熱などがあります。

これらの合併症は、溶連菌に感染した後、1週間から3週間で発症します。

そのため、溶連菌による発熱から3週間後に尿検査を行い、腎炎の合併症がないか確認します。

二次感染に注意

溶連菌に感染すると、家族にも感染する確率が高くなります。

きょうだいがいる場合はできるだけ別の部屋で過ごさせるようにしましょう。

また、60代以上の家族がいる場合は、感染すると重い劇症型溶血性連鎖球菌感染症にかかってしまうことがあるので、やはりできるだけ接触を避けます。

※確率はかなり低いですが、30代以上でも劇症型溶血性連鎖球菌感染症にかかることがあります。

家族全員、手洗いとうがいを徹底させましょう。

溶連菌感染症は24~48時間で登校・登園可能に

溶連菌感染症は通常、最初の抗生物質の服用から24~48時間後と早い段階で登校・登園の許可が出ます。

実際の登校・登園の判断は、医師の指示に従って下さい。

溶連菌感染症は、手洗い・うがいを徹底すること、早期に医療機関で診てもらうことによって、重症化を防ぐことができます。

家族の健康状態に注意し、少しでも異変を感じたら医師に相談しましょう。

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