更年期の不眠・落ち込みなどの症状はうつ病?治療方法は?

うつ病と更年期における不定愁訴の症状は、非常に似ている部分が多く、はっきりと区別をつけるのが困難であると言われています。

あなたが更年期にあたる年代(40代~50代)で、うつ病と「更年期障害かな?」と思うような症状があれば、実はうつ病だったという可能性もあります。


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うつ病とは、どんな病気?

うつ病は、心のバランスを整える作用のある神経伝達物質「セロトニン」の働きが悪くなることで起こる精神疾患です。

セロトニンには情緒を安定させ、気力を高めて気分をスッキリさせてくれる効果があります。

セロトニンが不足すると、これまで楽しめていたことに興味が持てなくなったり、悲しみ・虚無感などの憂うつな気分におそわれ、物事に対する興味や喜びがなくなるなどの症状があらわれます。

典型的な症状としては摂食障害睡眠障害があげられます。

食欲が減退して急に体重が減ったり、逆に過食におちいって体重が急増してしまうこともあります。

また、うつ病には睡眠障害が必ず伴います。

うつ病による睡眠障害で特徴的なのは、寝つきの悪さよりも夜中や早朝にかけて目が覚める「中途覚醒」(ちゅうとかくせい)です。

うつ病のチェックリスト

1.憂うつで気分が落ち込んだ状態が続いている
2.物事に対する興味や喜びが極端に減少している
3.食欲がなくなった、または過食になった
4.夜中に目が覚めるなどの不眠症状がある
5.動作が遅くなった、または落ち着きがなくなった
6.疲れやすい
7.気力がない
8.むなしい
9.罪悪感が強い
10.思考力や集中力の低下
11.死にたいと考える

上記の中で、1.または2.を含む症状が5つ以上あり、それが2週間以上続く場合はうつ病である可能性が高いと言われています。


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うつ病の治療 -更年期の女性は婦人科へ-

更年期の女性においては、女性ホルモンであるエストロゲンの分泌が不安定になることが原因でうつ病を発症するケースが多いとされています。

エストロゲンにはセロトニンの働きを調整する作用があるため、エストロゲンが安定して分泌されている間は、女性の精神状態は安定しています。

つまり、エストロゲンの分泌が不安定になってくると、セロトニンなどの神経伝達物質の供給バランスも乱れ、情緒不安定におちいってしまうことがあるのです。

閉経後はホルモンバランスの変化が落ち着き、うつ病のような症状は起こりにくくなります。

通常のうつ病とは治療が異なるケースも

上記のような理由から、更年期にうつ病を発症した場合は、向精神薬より、欠乏しがちになってきているエストロゲンを補うホルモン補充療法(HRT)が適用される場合があります。

治療方針は、心療内科を受診するか、婦人科を受診するかで異なってくる可能性があるため、患者自身が自分のおかれた状況を把握し、判断する必要があります。

一般的には、更年期にあたる40代~50代の女性は、まずは婦人科を受診し、更年期障害の状態を確認してもらった上で、必要であれば精神科や心療内科を紹介してもらった方が良いでしょう。

心の問題は、体の異変と違って見過ごされがちですが、心の病気から体の病気に発展することも少なくありません。

「我慢していればそのうち改善する」などと安易に考えず、不安に思うことがあれば専門医に相談してみましょう。



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