小学生・中学生の子供が何度もトイレに…それは心因性頻尿かも?

さっきトイレに行ったばかりなのにまたトイレ!?

小さな子供にも意外と多い頻尿。

でも、もし夜中眠っている間は一度もトイレに起きることなく、ぐっすり眠っているとしたら、それは心因性頻尿(しんいんせいひんにょう)かもしれません。

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心因性頻尿って何?

本当は病気じゃないのに、目が覚めている時間トイレに行く回数が極端に多くなる症状を、心因性頻尿と言います。

健康な人では、日中トイレに行く回数は1日だいたい4~8回くらい。

心因性頻尿になると、1日に何回もトイレに行く割に、1回の排尿量は少ないという特徴があります。

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通常は、20代・30代の女性に多くみられる症状です。

会議中や授業中、試験中、電車やバスに乗っている時などのように、「今トイレに行けない」という状況の時に起こりやすくなります。

反対に、休日に家でゆっくりしている時には、このような症状はありません。

頻尿はひどいけれど失禁はない、という特徴もあります。

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心因性頻尿だった幼児期

私は小さな子供の頃(記憶では、5歳とか6歳とかの頃)、心因性頻尿でした。

夜眠りにつく前のわずか30分~1時間くらいの間に、4回も5回もトイレに行く。

「お出かけするよ」と言われたら、さっき行ったばかりのはずのトイレにまた行く。

両親が「何かの病気かな?」と心配そうに話していたのを覚えています。

でも、両親には言わなかったけれど、当時の私は、はっきりとした理由を自覚していました。

原因は病気じゃなく「怖がり」だったから!

幼少期に住んでいた家では、夜は家族全員で2階に寝ていたのですが、その家には1階にしかトイレがありませんでした。

夜1階のトイレに行くためには、真っ暗な階段を降りて、さらに真っ暗な廊下を通り抜け、そして真っ暗なトイレに行かなくてはなりません。

もちろん階段・廊下・トイレのそれぞれにはちゃんと照明があり、それらをつけながらトイレに行くわけですが、行きも帰りも、あかりをつけたり消したりする前後にどうしても「真っ暗」な瞬間が発生します。

あかりをつけても、家の中にはたくさんの「暗がり」が存在します。

子供の頃の私にとって、「おばけ」と「まっ暗闇」は恐怖でした。

私の子供が今ちょうどそんな感じ(恐がり)です。

子供にとって、「おばけ」と「暗闇」は、普遍的に恐ろしいものなのかもしれませんね。

そんな恐怖を抱えた幼い頃に、2~3度、夜中にひとりで目が覚めてトイレに行かなくてはならなくなった時があります。

その時は言いようもない恐怖でいっぱいでした。

そしてそれは始まりました。

夜眠る前、トイレに行ったらできるだけ即眠るようにしていたのですが、トイレの後、わずか数分でも起きていたら、その間におしっこがたまってきているような気がして、もう一度寝る直前にトイレに行かないと不安でどうしようもない気持ちになりました。

その後お布団に入っても、すぐに眠ることができず起きていたりしたら、やっぱりもう一度トイレに行きました。

それは心因性頻尿というより、軽い強迫性障害だったと言えるかもしれませんね。

トイレを極限まで我慢した経験がトラウマに?

さらに、小学生・中学生の頃には、外出直前・イベントの直前にも尿意が出る症状がありました。

具体的な記憶はないのですが、外出先でトイレに困って苦しい思いをした経験が何度かあったのが原因だったのだと思います。

部活の大会の出番前などには、さっきトイレを済ませたばかりでも直前にもう一度行きたくなったりなど、心因性頻尿の症状を抱えていました。

大人になるにつれ、症状は自然におさまりましたが、今でも、全く尿意がなかったはずなのに「外出する」となったとたんにトイレに行きたくなるなど、少し名残りがあるようです。

「大丈夫」「安全」ということを繰り返し伝えてあげて

私の場合は長い年月をかけていつの間にか治っていましたが、症状が深刻な場合は、他の病気が隠れている可能性もあるので、受診を考えましょう。

大人であれば泌尿器科を受診しますが、子供の場合は、どのような症状であっても最初の入り口はほぼ全て小児科です。

大人であれば弱い精神安定剤を処方されることもあるようですが、子どもなら(大人も?)プラセボ(疑似薬)で治るかもしれません。

精神的な問題が大きいですから、お子様に「何も心配することはない」ということを伝えてあげてください。

おばけがこわくて灯りのあるうちに何度もトイレに行くような症状があるなら、
「夜中トイレに行きたくなったらママを起こして。ついていってあげる」と言ったり、
症状がなくなるまで一晩中廊下のあかりをつけっぱなしにしておいてあげるのも有効だと思います。

イベント直前に何度もトイレに行く症状があるなら、尿と膀胱のメカニズム(膀胱には思ったよりたくさん尿をためる力があること、よほど水分を取り過ぎてない限り2~3時間は大丈夫であることなど)を教えてあげたり、心因性頻尿のことを伝えて「病気ではなく心配し過ぎからトイレに行きたくなるんだよ」ということを教えてあげるのも良いかもしれません。

心因性頻尿には、とにかく「不安」をいかに取り除いてあげるかがポイントです。

不安がる要素など何もないと言うことを、繰り返し伝えてあげてください。


 
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