大人のB型肝炎は性行為でうつる?感染する確率は?予防法は?

B型肝炎は、出産時の母子感染や、医療機関での血液汚染事故(子供の時の集団予防接種など)で感染することがよく知られていますが、大人になっても感染することがあります。

その感染源と予防法とは?

感染確率はどのくらいあるのでしょう?

B型肝炎のワクチンを接種しておくべき人は、どんな人なのでしょうか?


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大人のB型肝炎、多くは性交渉による感染

B型肝炎は、医療事故による感染、母子感染などを除くと、そのほとんどが性的接触による感染、そして不衛生な環境でのタトゥー・ピアスなどであると考えられています。

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現在では、集団予防接種や輸血による危険性が認識され、予防策が徹底されていますので、感染の可能性はほぼありません。

また、1986年以降は、母子感染予防のための妊婦検診における検査や、妊婦さん・赤ちゃんへのワクチン投与も広まっています。

つまり、新規の感染者のほとんどが、性感染・タトゥー・ピアスの針使いまわしによる感染、ということになります。

その他、傷口などからウイルスが侵入して感染することもまれにあるようですので、すり傷などができたら水道水できれいに洗い流し、患部を清潔に保つようにしましょう。

B型肝炎がややこしいのは、B型急性肝炎に感染していても、自覚症状がないまま治癒していく確率が非常に高いにも関わらず、感染力はあるということ。

感染者の実に70%もの人が、自覚症状のないまま治癒する不顕性感染(ふけんせいかんせん)で終わっていくとも言われています。

つまり、感染した自覚がないままセックスをしてしまい、知らず知らずのうちにウイルスを広めている可能性が誰にでもあるということです。

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性行為によるB型肝炎の感染確率

日本でのB型肝炎感染者は、およそ130万人~150万人で、全日本人のおよそ1%(100人にひとり)が感染しています。

さらに、毎年約1万人の新規感染者が出ています。

性行為によるB型肝炎の感染がどの程度の確率で起こるのかを気にする人は少なくないようですが、正確な確率は残念ながらわかりません。

感染者130万人~150万人のうち、仮に約半数の70万人が性行為をし、一度の性行為で約1万人に感染させたとすると、単純計算による感染確率は1.4%程度となります。

しかし、1年間の性行為の頻度や、性交渉の相手が複数かどうかなどによってもその確率は大きく変わります。

そう考えると、実際の感染確率は1.4%よりはずっと低いと言えるでしょう。

これはあくまでも「仮定の話」であり、実際の感染確率を計算したものではありません。

たとえ感染確率が1%より低くても、うつる時はうつる、と認識しておきましょう。

B型肝炎の感染を予防するには

現代社会において、B型肝炎の感染を予防するカギとなるのは、何と言っても性行為による感染の予防です。

性行為によるB型肝炎感染を避けるなら、コンドームなどの避妊具を使用することが大切です。

コンドーム等避妊具の使用は、B型肝炎以外の性感染症を予防する手段にもなるので、自分や家族を守るためと考え、毎回のご使用をおすすめします。

唾液にも微量のウイルスが含まれている」と言われており、経口感染が心配されますが、A型肝炎と違って、B型肝炎は口移しやキスでは感染しないそうです。

空気感染などは絶対にありません。

ワクチンの接種が必要な人

パートナーがB型慢性肝炎の感染者(キャリア)であるとわかったら、ご自身が感染していないことを確認した上で、ワクチンを接種しておきましょう。

特定のパートナーが決まっておらず、不特定の相手との性交渉が多い方も、ご自身と相手を守るためにワクチンを接種しておくことが望まれます。

ただし、過去に一度でもB型急性肝炎にかかったことのある人は、体内に抗体ができており、再感染の可能性はなくなるため、ワクチン接種の必要はなくなります。

また、母親がB型肝炎に感染している場合(HBs抗原検査で陽性となった妊婦さん)は、母子感染の危険があるため、赤ちゃんが出生した直後に、ワクチンによる予防措置がとられます。


B型肝炎は、大人になってから感染した場合、ほとんどのケースが数週間で治癒する一過性感染ですが、他の肝炎と同様、全感染者の1%の確率で劇症肝炎を発症する危険性があります。

劇症化すると命にかかわることがありますので、肝炎を疑われる症状があれば、ただちに医療機関を受診しましょう。

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